海上の森・夢見る山から愛・地球博


2-2  愛・地球博の建築
     スペイン館 フランス館
     トヨタグループ館 三井・東芝館
     グローバル・ループ


■ スペイン館

設計は、横浜大桟橋国際旅客ターミナルのfoa。
蜂の巣を組み立てたような壁が、数あるパビリオンのなかで際立っていた。
スペイン国旗の赤と黄色をもとに6種の色をつくり、スペインの伝統的建築工法セロシア(格子窓)を表現する。
1つずつのブロックは、スペインの土を焼いた陶器で、幅25cm。本体の建物から3m離れて高さ11mの壁を作っているのだが、垂直に立っていることをどう支持しているのか、不思議だった。
内部は、小展示室に分かれてスペイン文化を紹介しているのだが、わりと平凡だった。


■ フランス館

設計:ENA ORENOQUE みかんぐみ LIPPSMEIER
内部に塩の壁の小屋がある。塩を、混ぜものなしで、圧力だけで固めて扇形にしたものを、下見板張りのように重ねて、壁にしてある。
力学的にはとても強いものらしいが、外に置いて、雨に降られたらどうなるだろう?


■ トヨタグループ館

設計:みかんぐみ(基本設計・意匠監修)
ここはとても人気があり、入場ははじめから諦める。


■ 三井・東芝館

設計:大江匡/プランテック総合計画事務所
水平の棒が1500uの外壁を取り囲んでいる。
水が棒をつたってしたたりおち、また屋上に汲み上げられて、循環する。
水は、空調機の冷却水でもあり、外で並ぶ観客にとって打ち水効果にもなる。
−というのだが、ここも超人気で、真夏に長い行列にいるときに、いくらかでも涼しく感じられるかどうか。
コンピュータじかけで、観客の顔がとりこまれて、映像に現れる、というのを見てみたかったが、はじめからほぼ諦めていたし、行列を見て、とても近づく気になれない。

■ グローバル・ループ

設計:菊竹清訓
長久手会場内を、ひょうたん形にめぐる主動線で、2.6km。
床は南洋材と、廃プラスティックと廃材を微粉化して固めたリサイクル素材。
約2kmの高架部分は元の地形をうつして、ゆるやかに波打っている。
橋脚が地面から扇形に開くようにして接地面積を減らしている。

9時に入場して、午前中にこのループを1周した。
昼頃、瀬戸会場に行き、また長久手会場に戻って、もう1周して、午前中に入らなかった(入れなかった)ところを見て歩き、夜の8時ころまでいた。
広い、不定形の会場だが、このループが基準線になっていて、移動にも便利だし、自分がいる位置、目的地の位置を確認するのにも役だっていた。



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