4月第2週 春の川辺で北条まつり


北条まつりを見に行った。
川をはさんで、鉢形城に籠もる北条軍を、圧倒的に優勢な秀吉軍が攻め落とした1590年の戦いを再現する。
豊臣連合軍3万以上、鉢形城の兵は3500だったという。
鉢形城は、荒川の断崖上にあって、攻めにくい城だが、いかにも数が違いすぎて結果は見えていそうだが、武士の意地か。勝てる見通しがあったのか。

川をはさんで、北条軍と連合軍が向き合う。
いくつもの大砲が据えられ、大きな音をたて、白煙をあげて、まあもちろん実際に砲弾は飛ばないが、なかなか迫力がある。
ときおり両軍がぶつかりあい、合戦が始まる。


北条まつり 大砲
白煙のなかで両軍がぶつかると、映画の戦闘シーンみたい。 何度か写して、ようやく発砲のタイミングにあった。

北条まつりは、昭和38年に「第一回鉢形城の昔の話を聴く会」が契機となり、鉢形城にゆかりのある人たちが集うことになり、「第一回鉢形城大供養祭」が開催されたことから発展して祭になり、定着したという。
町の人たちが大勢、鎧(よろい)や兜(かぶと)を身に着けて参加している。なかでも剣道連盟の人たちは大活躍する。

実際の戦いは6月だったが、祭は4月はじめに行われる。桜が咲き、外を歩くのが楽しくなる季節で、しかも暑くはなくて、川原でウロウロしながら見物するのにちょうどいい。
僕は密集する祭りが苦手で、熊谷のうちわ祭だとか、府中のくらやみ祭とか、行きたくもあるけど、息苦しいほどの混雑を思うと、ためらってしまう。
北条まつりは、広い川原なので、あっちのほうはどんなになってるんだろうなんて、勝手に歩き回れて、気ままに楽しめて、よかった。こういうのどかな気分で楽しめる祭は、吉田の龍勢まつり以来だ。

● そば処上総屋
(埼玉県大里郡寄居町寄居1239 tel.048-581-0303 )
(寄居駅南口を左にでてすぐ)


祭りの屋台で買い食いしたあと、軽くおさめるには蕎麦でも。
近くにある名水・日本水(やまとみず)をつかって打った、3色そばがウリの店。
ふつうの「せいろ」のほかに、粒が粗くて太打ちの「田舎」、煎った「ケシ」の実や、「抹茶」や、「柚子」の皮を練り込んだのなどから、3つを盛ったのがだされる。
初めて行った日に食べたのは、「せいろ」と「ケシ」と、柚子がない時期で「レモン」だった。「ケシ」には、黒い粒々が入っている。「レモン」は、半ば透き通るような色をしている。、そばにレモンってありかな?と思ったのだが、味も触感も香りも独特で新鮮で、「こういうのって初めて!」という小感動を受けた。
3つ盛りがあるので、量的にも適度にあって、秋には「柚子」も味わってみようと楽しみがふえた。

上:黒いケシの粒入り
下右:レモンの酸味が春から夏には爽やか
下左:ふつうのそば
3色そば