7月第4週 浦高百年の森


■ 浦高百年の森
(埼玉県大里郡寄居町風布)
http://homepage3.nifty.com/urako-omiya/index3.htm
(埼玉県立浦和高等学校:さいたま市浦和区領家5-3-3 tel. 048-886-3000)

浦和高等学校の校歌には「夕べにうたう荒川の 水万歳の声高し」とある。
浦和高校は1895年(明治28年)開校で、創立110周年記念事業として同窓会が「浦高(うらこう)百年の森」という事業を寄居の山中で進めている。
森を育て、そこから流れだして荒川に注いでいく水の環境を守り、自然の研究を進め、高校や地元寄居など、森に関わる人の暮らしを豊かにしていこうという、遠大な事業になる。

寄居町風布(ふっぷ)の民有林約5ヘクタールを借り受ける。
同窓生から 5000万円の募金を募集し、50年間の地上権を設定し、同窓生が参加して植林やその後の下刈りなどの手入れを続けていく。

高校の周年事業にありがちな、なくてもすむハコモノを作ったり、そのとき限りの式典を派手に開いたりではない、とても視野の広い・長い、計画が実現しつつある。
初めに考えをだした人、それを実現するために動いた人に、敬意を覚える。

昨年(2005年)10月に記念植樹式典があった。
今年3月にも植樹があったのに続いて、7月の末に、夏になり盛大に繁っている下草刈りが行われ、100名ほどの同窓生が作業に参加した。

僕は浦高卒ではないのだが、そこに数年、勤務したことがある。
また別の高校に在学していた頃、学校のハイキングで波久礼駅から風布−釜伏山−二本木峠−野上駅のコースを歩いたことがあるし、かつて寄居小学校に風布分校があったときに訪れたこともある。そして今、森と同じ町内にある川の博物館にいて、何かと縁がある。

浦高百年の森には7月の下草狩りの日に初めて行った。
風布は斜面にみかん園が点在しているが、その間を抜ける道を上がっていく。
とても展望のいい地点があって、寄居付近が、まるで実物大地形模型のように広がっている。しかも、視界のいちばん手前に、4月第3週に行った象ケ鼻がある。ああ、あそこをああ歩いた、上から見ると、あの裏手はあんなふうになっていたのか−と、謎がとけてスーっとしたような気分を味わった。
次は秋に間伐作業がある。

かすんでいるが、ほぼ中央下が荒川。流れがぶつかって右に曲がっていくあたりが象ケ鼻。
象ケ鼻の遠景

● 寄居町日本(やまと)の里「風布館」(ふっぷかん)
埼玉県大里郡寄居町風布74 tel.048-581-5341

みかん園の斜面より下、風布川の細い流れに沿って風布館という休憩施設がある。
うどんやまんじゅうがあり、周囲にバーベキューの設備もある。
浦高百年の森の連絡所にもなっていて、僕は参加しなかったのだが、浦高百年の森の作業後の集まりもここらしい。作業のあとのビールはおいしいだろう。

■ 日本水(やまとみず)

南に行くとわずかで、道のはたに日本水を汲める所がある。
日本水は、環境省が選んだ名水百選に選ばれている。
水源から水をひいてあり、蛇口をひねれば名水を汲めるようになっている。
たくさんポリタンクを持ち込んで汲んでいく人がいる。
源流は崩壊のため危険で立入禁止になっている。