11月第1週(3) シベリアから荒川にコハクチョウが飛ぶ 


今年もコハクチョウが寄居の荒川にやってきた。
川の博物館の大水車のあたりから遠目に白い鳥の姿がいくつか見えたので、かわせみ河原と名づけられている河原にでてみると、6羽いた。そのなかの2羽は、羽がうすねずみ色で、今年かえったばかりの幼い鳥。誕生してわずか数ヶ月でシベリアから飛び立ち、1日に100キロも飛んで海を越えてくる。(それに比べると人間の子が一人前に育つには、なんと手間のかかること!)

ここ数年の記録はこんなふう。

来た日 去った日 滞在日数 日最大数
(年月日) (年月日)  (日) (羽)
99.01.07 99.03.23 76 29
00.01.19 00.03.15 57 21
00.12.28 01.03.03 66 37
01.11.25 02.03.09 105 42
02.11.20 03.04.05 137 38
03.11.15 04.03.28 135 37
04.12.10 05.04.05 117 61
05.11.17 06.03.25 129 150
06.11.06

やってくる日は早く、数は多くなる傾向にあるようだ。

荒川の水辺に浮くコハクチョウ

寄居では、鉄道は、秩父鉄道が横に熊谷から秩父に、JR八高線が、縦に高崎から八王子を結ぶ。
南からは池袋から伸びる東武鉄道がやってきて終着駅になっている。
荒川に沿ってみれば、秩父の山地と東京の街と海との間にあり、どちらに向かっても文化的関連・類縁がある。
寄居の名物のも、本来、海と川を往復して生涯を終える魚だ。
そして秋の終わり頃には、シベリアからコハクチョウが長い長い距離を旅してくる。
寄居を気にしてみると、いろいろなことに視界が広がっていくのが楽しい。