5月第2週
ねじめ商店+座・高円寺の『化粧』ひとり舞台


高円寺に新しくできた劇場に妻と芝居を見に行った。

● 大黒寿司
東京都杉並区阿佐谷北2-14-5 tel. 03-3338-7170

阿佐ヶ谷駅北口の寿司屋さん。
ねじめ正一が初めて食べたとき「世の中にこんなうまい食べ物があるのかと思った」という店で、「ランチ握り」1200円を食べた。
ご飯の粒がきっぱりしていておいしかった。
ついでに南口に回って、ねじめ民芸店にも寄った。

■ 高円寺純情商店街
30年ほども前、高円寺に友人がいた。
駅前の喫茶店で話したりしたあと、友人が買い物をして帰るというのにつきあうことがあった。野菜は八百屋さんで、魚は魚屋さんで、というふうに買う。僕は田舎暮らしなのに(だから?)スーパーマーケットの買い物に馴染んでいたので、中央線の駅の間近にこんな元気な店があるのかと驚いたものだった。
ねじめ商店はここで削り節を商っていた。この店の描写はとても魅力的だったが、区画整理で阿佐ヶ谷に移り、民芸店になっている。

■ 座・高円寺
5月1日に開館した新しい劇場。
黒い鉄板の彫刻のような建築。このところ伊東豊雄が設計する公共建築は、根本的にビル形式を離れて、工芸や彫刻のような形体になっているようだ。
ロビーでは、「旅する絵本カーニバル」という、絵本を展示する企画があり、入り口付近は大きなひさしになっていて古本を並べて売る人が数人。芝居が終わって出てきたときには大道芸もやっていて、人だかりができていた。
劇場が独立してしまわないで、中と外がゆるやかにつながっている感じがいい。

吹き抜けの階段を見上げる。
壁や、階段の脇に、照明が埋め込まれている。


■ 座・高円寺 こけら落とし公演『化粧 二幕』井上ひさし作 渡辺美佐子
公演回数600回をこえるというひとり芝居。熱演に圧倒されるが、なぜ2009年にこういう芝居なのか、わからない。
最後に芝居小屋がガラガラと崩れる場面があるのだが、終了後のあいさつで「その埃は龍角散で作ってあるから、健康にいいです」と話があったのがおかしかった。