2011年6月第4週 熊谷・八木橋で「荒川を撮る会」写真展と熊切圭介講演会


■ 熊谷・八木橋で「荒川を撮る会」写真展と熊切圭介講演会

熊谷の八木橋デパートで「荒川を撮る会」の写真展があった。
会の代表の岩田省三さんには、埼玉県立川の博物館でお世話になり、埼玉新聞に連載した『寄居日和』で取材させていただき、埼玉県立熊谷図書館での川沿い作品展協賛展では、「荒川を撮る会」の作品の厚い蓄積から数点の写真をお借りした。
あれこれいくつも助けられている。
僕には高校の先輩でもあり、つい数日前も、宮崎の鶏と焼酎を味わいながら、話を聞いた。70歳を超えるのだが、3時間ほど、いましていること、将来の展望を語り続ける。圧倒され、inspireされる。

「荒川を撮る会」では、毎年の写真展のたびに講演会を開いている。
岩田さんの広い人脈を通して一流の人が招かれ、田沼武能、織作峰子、みなみらんぼうなんていう人が、岩田さんの仲間の集まりのために来て話している。
今回は写真展の会期中の6月25日に熊切圭介さんのお話があった。
熊切さんは、『週間現代』のグラビアを長く撮り、ジャーナリズムの世界で時代と社会と人を記録してきたほか、単行本や美術全集など、じっくり作り込む仕事もされてきた。

ここ10年以上、毎年通って撮り続けているカオハガン島の写真をスライドで上映しながらの話だった。
FujiFilmに Fotonomaというwebサイトがあり、今、活躍中の写真家たちへのインタビューが連載されている。
熊切さんはそのなかでカオハガン島での写真ついて、こんなふうに語っている。
「僕は今まで写真に対してコンプレックスがあった。例えば映画は2時間くらいの間にものすごい感動や共感を与えてくれるが、写真というメディアはそれが弱いんじゃないか。でもカオハガン島の展覧会をやったときにそんなこはないと思えた。お客さんが入ってきたときと出ていくときの顔が全然違っていた。イキイキしててね。そして必ず僕に声をかけてくれた。写真の力を見直した。」
長く写真を撮ってきた人にこういう感慨を催させる島の魅力が-インタビューでは短く要約されていたが-今日の講演ではゆったりと語られた。

今は、荒川の下流付近の町並みを縫っている東京の運河をテーマにして撮ってもいる。

■ 熊谷・八木橋で「熊高の森づくり展」も同時開催

熊谷高校が長瀞の宝登山で2008年から始めた森づくりの運動を紹介する展示があった。
初代会長は八木橋の経営者の故・八木橋宏純氏だった。
端正な顔立ちの八木橋さんの植樹のときの写真があり、懐かしい。

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