2012年5月第2週(1) 浅間石と吾妻川 


■ 金島(かなしま)の浅間石

渋川市北部、吾妻川(あがつまがわ)の右岸に、1783年の浅間山の大噴火により流れてきた大きな岩を見に行った。
輝石安山岩で、高さ4.4m、長いところで16mほどある。
これほどのものが、浅間山から直線距離で40kmもあるところまで、吾妻川沿いに運ばれてきた。
自然の力の大きさに圧倒される。

すぐ上に上越新幹線の高架線路がある。前橋と長岡の間はトンネルが多いが、このあたりは地上を走って、吾妻川を越えたすぐ先でまたトンネルに入っている。 かなしまの浅間石

■ 利根川・吾妻川の合流点

渋川市街の北で、北西から流れてきた吾妻川が、北から流れてきた利根川に合流している。
河口や合流点に行く日は、天候が荒れることが多く、今日も風が強い。
異質なものがあわさるところだから、水にあわせて空気も乱れるのが自然かもしれない。
吾妻川はほぼ澄んだ青い色をしているが、利根川は濁って土色に近い色をしている。
上流の雨の影響か。
根元がすっかり水に没している大木もある。
いつもより水量が多いかもしれない。

合流点の先端部から撮っている。
利根川が画面の左から上に向かって流れ、吾妻川が右から左に流れてきて、合流している。
川の合流地点に展望のための四阿があるのは、僕が知る限りではここだけ。
利根川と吾妻川の合流点

■ 真光寺の流死萬霊墓

渋川市内の天台宗の寺。
山門を入って参道の左、大木の根元に、浅間の大噴火の死者を弔う石が建てられている。「流死萬霊墓」と刻まれているが、供養塔らしい。
渋川から前橋あたりまで、噴火による石や供養塔が散在している。
日本の国土はいくつもの災害に繰り返し見舞われていることにあらためて思い至る。

真光寺の流死萬霊墓

■ 渋川屋上幼児遊園地

真光寺の山門の向かい側に奇妙な公園があった。

渋川屋上幼児遊園地・入口 渋川屋上幼児遊園地・全景

短いスロープを上がった先に庭園らしきものが見え、入口の門の右の壁に「渋川屋上幼児遊園地」とある。
門の左には注意書きがある。

この遊園地は学校にいっていない子供の遊ぶところです。
学校にいっている子供は並木児童公園で遊ぶようにいたしましょう。

漢字にはすべてふりがながついているし、「いたしましょう」という言い方が、ひと昔前ののどかな世情を感じさせる。

屋上というからには、その下は何かと降りて周囲を回って見ると、下は駐車場で、一部にトイレがある。
あとでインターネットで調べてみたら、渋川市都市公園条例にキチンと記載があって、市の公園として位置づけられている。
渋川屋上幼児遊園地・裏側

ピロティで持ち上げた上に庭園を作って、まるでル・コルビュジエを思わせる-というのは半ばjokeで、構造物は美しいとはいいがたい。

■ 渋川市美術館「伊東孝志展」
群馬県渋川市渋川1901番地24 tel. 0279-25-3215

3/17から5/13まで、ほぼ2か月の伊東孝志展もあと週末の2日を残すだけになった。
伊東さんは、完成した作品を並べるのではなく、ここをアトリエにして制作の過程を見せながら、来館者とアートについて話すことを企てた。
これまで3回見に行ったが、会期末近くなって会場がどんなふうになっているか期待してでかけた。
作品をいくつか完成させて並べ、いくらか終わり近い様子になっているかと思っていたら、たしかに作品はいくつか仕上がっていたが、制作用具は散ったままで、むしろいっそうアトリエらしくなっていた。
連日、展示室に詰めて来館者と話を続けて、アーティスト、来館者双方に記憶に残ることがあったと思う。

● とちぎや 
美術館の近くの店で、きのこ汁うどんを食べる。800円。
前にも寄った店だが、今日もおいしかった。

■ セントポールギャラリー
前橋市南町2-43-2
http://stpaul.jp/index.php

前にこのギャラリーが別な場所に出品されているときに、司修さんの版画を買ったことがある。他にも司作品があるとのことだったので、渋川からの帰り道に寄ってみた。

■ フェリカ建築&デザイン専門学校・FUTURO(フトゥロ)
前橋市南町2-38-2
http://www.felica.ac.jp/

ギャラリーからすぐ近くの建築関係の学校の前庭にFUTUROがある。
FUTUROは、フィンランドの建築家マッテイ・スーロネンが 1968年に設計したプレハブのレジャーハウス。

スーロネンのFUTURO UFOのようで、中に入ってみたいが、文化祭など特定期間しか公開していないとのことだった。
シンプルだが、バス・トイレ・キッチンまであるという。

● 妙見茶屋
前に友人と高崎市郊外の妙見寺に行ったとき、近くの妙見茶屋に寄ったことがある。
今日、帰り道の前橋市内にも妙見茶屋があり、みやげに菓子を買った。群馬県内に数店舗あるらしい。

妙見茶屋の菓子・国府の月

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