一乗城山から福井市美術館・福井県立図書館


 福井市美術館 

福井市下馬3−1111 tel. 0776−33−2990
http://www.art.museum.city.fukui.fukui.jp/
設計:黒川紀章建築都市設計事務所設計 開館:1997年


2つの立体が組み合わさっている。
逆円錐の立体と、その外周の一部を覆うように重なる立体とが、間隔をおいて配置されている。

逆円錐は、同じ設計者の福井県立恐竜博物館や、青木淳設計の水の駅・ビュー福島潟、円形吹き抜け内を外周の曲線にそって上がっていく動線は高松伸設計の蒲郡情報ネットワークセンター・生命の海科学館−と、いろいろ参照例が思い浮かぶ。
内部の基本が白色なのは、4館とも共通している。上品で、すっきりとして、清潔感があって、悪くないけれど、無難におさめているようでもあり、色彩感覚は海外の建築家のほうが多彩な印象を受ける。
それにしても、透明な明るいガラス管のなかを、ゆるやかに回転しながら昇っていくのは、気持ちいい。

常設展示は、彫刻家、高田博厚(1900-1987)ひとりのみ。珍しい徹底ぶりで、この潔さは見事だ。
(高田博厚は石川県七尾生まれ、神奈川県鎌倉で亡くなる。2歳から18歳まで福井に住んだ。)

福井には土地かんはないのだが、駅の北部、城跡を中心にした一帯が古くからの市街で、こちらは市街地が南に延びようとする、比較的新興地域のようだ。
美術館や、近くに福井県立図書館・文書館ができることが、街のありようのレベルアップに波及していくかもしれない。
















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