大桁山から群馬県立自然史博物館・富岡製糸場


 富岡市立美術博物館・福沢一郎記念美術館 


群馬県富岡市黒川351−1
tel.0274−62−6200
設計:柳沢孝彦+TAK建築都市計画研究所 1995




富岡市と周辺諸地域の考古・歴史・民俗資料を収集、展示する博物館と、美術館との複合施設。
美術館では、現・富岡市出身の福沢一郎(1898〜1994)を中心に収集・展示している。
福沢一郎は、シュルレアリスムから、神話や歴史を題材にした絵画まで、画題をかえていった芸術家としての歩みにも、戦争との関係、故郷との関係にも、興味をもっている。
ここでの展示は、福沢一郎記念美術館と、個人名を冠してしるわりには、作品があっさり展示してあるだけで、そういう厚みがみえないのが惜しい。

美術館の建築は、前庭と中庭を配置して散策できるようにし、その中庭から光がたぷり入った上の階のロビーなど、気持ちがいい。
ただ敷地の広さのわりに、建物や庭を分割して作り、形も構成も過剰な印象を受けた。都市のなかの限られた敷地に作るなら、こういう内に向けて完結したつくりが生きそうだが、丘陵地の高いところにあるのだから、もっと伸びやかで簡潔なものがよかったのではないかと感じた。



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