ミュージアムのトイレ ベスト5 / 山のトイレ



美術館では、展示されている作品だけでなく、収める建築も大切なこと。ユニークな品揃えのミュージアム・ショップがあると楽しいし、おいしいレストランもあるといい。
そうすると、トイレだけがどうでもいいということはなくて、けっこうこれで美術館全体の印象が決まってしまったりする。
行ったことがある範囲で、独断でベスト5を選んでみました。
(あと次点が2つあります)







水の駅「ビュー福島潟」
(潟博物館)









新潟県豊栄市前新田乙493
豊栄市文化振興室tel. 025-387-1491(ヒシクイ) fax. 025-384-1200
http://www.pavc.ne.jp/%7Ehishikui/park/view.html


越後平野の田園地帯に、上に広がる円筒形の博物館がある。
設計は青木淳、1997年。

トイレの手前は白一色。
内部も基本は白で、その中に個室の黒い箱を、入れ子状に置いてある。
手洗いの鏡の前にはオレンジ色の石鹸がおいてあって、無彩色のトイレに、くっきりとしたアクセントになって引き立て、ひきしめている。
石鹸の選択は、建築家も博物館の管理者も指示していないという。清掃を委託されている会社の作業員が、
博物館では注意書きや「お知らせ」などは最小限にしかださない
どうしても使う場合にはオオヒシクイの嘴の色であるオレンジを使う
という館の方針に自主的な判断で協力してオレンジの石鹸が置かれている。
建築がひとまずでき上がったあとも、その中で関わる人たちが思いを寄せて素敵な建築を生かしている。
デザインや、材料のつかい方や、色の組み合わせなど、目に見えるものにまず惹かれたのだけれど、この建築をよくつかって、潟の文化を伝えていこうとする意志がトイレにも生きているように思えて、感動した。


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