ミュージアムのトイレ ベスト5 / 山のトイレ




東京大学総合研究博物館

東京都文京区本郷 7-3-1
tel. 03-3272-8600(ハローダイヤル) fax. 03-5841-8451
http://www.um.u-tokyo.ac.jp/


1966年に出発した総合研究資料館が、30年経った1996年に総合研究博物館に改組され、このときが日本で初めての大学博物館の誕生という。
東京大学の歴史の古さに比べると新しい、そして大学の資料の蓄積量に比べれば不当に小さい博物館。

現在の博物館の建物は、資料館時代の1983年に香山アトリエ/環境造形研究所設計で建てられた。
正面は小さいが、奥行きは異様に長い。
一部は前からある建物に接続している。

ここに行っていつも不思議に思うのは、博物館内にトイレがなさそうなこと。
だからといって困ることはなくて、トイレの案内標識にしたがって廊下を行くと、古い建物につながっていて、トイレがある。「博物館のトイレ」とはいいにくいところだが、外部からの見学者が博物館へ入館してトイレをつかう場合には、必ずここを借りることになる。



トイレそのものが、とりたてて珍しいわけではない。古い建物のトイレはこんなものだろう。
用がすんで手荒いの前に立つと、鏡に「手を洗った後は手を拭きましょう!」と注意書きが貼られている。
そのあとトイレから出ようとすると、ドアノブの上にももう一度「手を洗った後は手を拭きましょう!」と貼ってあるのを目にすることになる。徹底している。
これが幼稚園や小学校ではなく、東京大学のトイレというところに意味がある。はじめて見たときには、びっくりしつつ笑ってしまった。
でも考えてみれば、明日の日本を担う人材には厳格な倫理が求められる。日常の小さなことから身を律していかなくてはならない。
ふつうのトイレだけれど、トイレにこめられた志の高さで第5位。

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