湯ノ丸山・烏帽子岳から小諸市立小山敬三美術館


湯ノ丸山 (2103m ) 烏帽子岳 (えぼしだけ 2056.6m ) は、小諸市街の北、浅間山の西にある。このあたりの山はどこも好展望で楽しいが、湯ノ丸山はつつじの大群落でも知られる。
小諸市立小山敬三美術館は、洋画家、小山敬三が小諸城趾近くに建設し、作品とともに小諸市に寄贈した。設計は村野藤吾。懐古園の入園券に周辺の4つのミュージアム(小山敬三美術館のほかに、郷土博物館藤村記念館徴古館)の入館券がセットになっている。

(写真:篭ノ登山からのぞむ烏帽子岳方面。中央の小さな突起が烏帽子岳.)



 
   [ およその位置関係図 ]
                               小諸 ic− 地蔵峠 18km 35分
               (至草津)           地蔵峠−懐古園 20km 40分

        ▲湯ノ丸山
   ▲烏帽子岳      △地蔵峠   ▲篭ノ登山   ▲浅間山
         ・キャンプ場            (かごのとやま)


              −小諸 ic−
               =小諸駅=            (至軽井沢)
                ○懐古園
       



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1 湯ノ丸山・烏帽子岳

地蔵峠 0:00


小諸から北に向かって地蔵峠に着く。広い駐車場があり、土産物の店やトイレがある。さらに北に向かって下ると嬬恋、草津、白根方面に出る峠。
車を置いて、リフトの下の斜面をリフトに沿って上がっていく。足もとは草の原。いい天気で、うしろから射す日を受けて歩いている自分の影が草に落ちる。
リフトの終点は狭いが平坦になっている。そこからは木が茂るあいだの道。鳥の声が聞こえる。




ちょっと歩くとすぐに、先に湯の丸山の山頂が見えてくる。ここまではリフトの下を真っ直ぐ上がってきただけ。あっけらかんと山頂までのコースが明らかになる。山道はたいていジグザグだったり、樹林に入ったりするものだけれど、こんなに明快なコースは珍しい。単純で明快。素直でわかりやすい。
子供が学校の遠足でここに来たことがあったけれど、なるほどと思う。


鐘 0:32 遭難があったという地点に鐘があった。再度、不幸な遭難を繰り返さないように、危険を知らせる緊急連絡用の鐘を関係者が設置したものらしい。
地蔵峠までわずか30分。リフト終点はもっと近い。子供が遠足に登れる山といっても、それは暖かな季節の、天気のいい日のこと。雪とか霧とか寒さとか、悪条件が重なったのだろうと思う。自然の厳しさは容赦がない。


湯ノ丸山頂 1:05

 しだいに霧がでてくる。
影絵のように1本の特徴ある形の木が見えてきて、山頂に着く。
山頂は平たい石が覆う、ドーム状。展望がいいはずの山なのに、霧にすっかり隠されてしまった。
すぐ先に進む.


霧を通してうっすらと紅葉した木がみえる。意図しない自然が美しい。意図してきれいに作れそうなものなのに、自然の美しさにかなわない街がたくさんある。


ときおり霧が流れて前方に烏帽子岳がのぞく。


鞍部 1:35 いったん降りきって鞍部にでると、地蔵峠からキャンプ場を経由してくる道が、左下から合流する。
そこから先は左に落葉松の林があって、黄色く色づいている。のんびりと登っていく。


尾根 2:00 尾根まで登り切ったところで右に折れて尾根を行く。
霧が濃くて先には何もないかのようだが、歩いていくにつれて霧の中からすーと道が現れてくる。
再び遭難碑。
「きょう山にきて 名を呼べば 風とふき 雲とこたえる 我が友よ 昭和40.5.3」−5月になっても遭難がある。


烏帽子岳山頂 2:20

烏帽子山頂は岩がごろごろしている。ここでも展望を楽しむどころか、霧がかかって、すぐ足下に笹の急斜面が切れ落ちているのが見えるくらい。
霧が湿気をまして、髪に触れると濡れている。ほとんど雨。

(展望がないので、山頂の石積みに1個加えて5cmくらい標高を高くして?記念写真をとる)





山頂を少し降りてきたら、急に霧が晴れ、日が射してきて、湯ノ丸山の丸い山容が姿を現す。
湯ノ丸山に続く尾根の片側は晴れ、片側は霧に覆われている。(写真上)
烏帽子岳の頂上も現れる。(写真下)
ずいぶんせり上がっている。さっき登ったときは、尾根道の連続がいくらか上り坂になったなあ−というくらいに思って上がってしまった。
姿を見ると、烏帽子の名のとおり、きゅっと盛り上がっている急な道だった。霧にもいいことがある。
景色を眺めながら軽い昼食をとった。


鞍部 2:50 鞍部まで戻って、下りは右に折れてキャンプ場を通って地蔵峠に戻る道を行く。 湯の丸山を登り返して降りるより、高低差が少ないだけ早そう。
落葉松の林の中を下っていく。静かで穏やかですっきりした、いい道である。


キャンプ場 3:20


林を抜けると開けたところにでて、臼窪湿原がある。ぐるりと一周する遊歩道がある。 
青空が広がっていて、湯の丸山が湿原の後ろに姿を見せている。景色が広々としていると、気持ちも広々としてくる。 


地蔵峠 3:30




すぐ先にキャンプ場があり、そこからは砂利道を歩いて出発点の地蔵峠に戻った。
(ここの先頭の写真にある登り口と、この写真の降り口の地点とは、ほんの何十歩かの近い距離。もちろん逆行も可能)


(左の欄の時間は、出発地からの経過時間。休憩時間を除く。 山行:2000年10月中旬。)



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