唐松岳・五竜岳からラフォーレ白馬美術館


唐松岳(2696.8) 五竜岳(2814.1) は、北アルプスの北部、後立山連峰にある。さらに北へ白馬岳を越えていくとやがて日本海に面した新潟県糸魚川市に至る。
高山の迫力と風格をそなえた山だが、リフトを利用して唐松岳までなら小屋に泊まらなくても楽に往復可能。山歩きの支度なしで途中の八方池まで歩くだけでも、後立山連峰の素晴らしい景観が目前に広がる。
ラフォーレ白馬美術館はシャガールを収集する美術館。個人のこだわりで運営される美術館は、自筆の解説がついたりして個人臭がですぎることがあるが(それはそれで味わいでもあるけれど)、この美術館はすべてがとてもエレガント。作品を見ながら中を歩いているとゆったりとした優雅な気持ちになってくる。
(この美術館も、駅名も、村の名もはくば。山だけが、しろうまだけ。)


白馬村  白馬山荘(五竜山荘も経営)



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1 第1日 唐松岳 第1日は 9月の金曜日。八方池を経て、唐松岳まで。白馬三山など、すばらしい景観をたんのうする。

山にとりつくまでにトラブルつづきの日だった。
1 長野I.C.に降りると通行券がなかった。料金所の職員は親切な方で、車の中に風でとばされているのではないかといって一緒に探してくれて、実際に助手席のわきに落ちていた。珍しいことではないらしい。
2 長野から白馬へは国道18号をこえてオリンピック道路を行けばいいといわれていたが、オリンピック道路がわからずに市街へ入ってしまって渋滞にまきこまれ、抜けるまで30分くらいかかった。そのあと狭い国道406号を行くことになり、あわせて1時間くらい余計かかったと思う。
(でも今日は山小屋泊まりなので急ぐことはない。細い山道をくねくね走って最後のトンネルを抜けようとするとき、丸い出口の向こうにこれから行く山並みがくっきり見えたのは感動的だった。)
3 ところが八方のゴンドラ乗り場に着いてみると、また思わぬ障害があって、点検のため休止中。和田野の森の別荘地の上から黒菱に上がるリフトは動いているというので、そちらに向かう。直線距離ではわずかだが、かなりの回り道をして牧場の中のジグザグ道を上がり、車で30分以上かかった。



出発 11:00
ようやく車を置き、ペアリフトに乗ってかなりの高度をかせいでから、遊歩道を歩き始める。尾根の道で展望が開けていて気持ちいい。山の支度でない家族連れもいる。
石を積み上げたケルンがいくつか道ばたにある。

八方池 12:30-13:00
八方池までのんびり歩いて着いたところで昼食をとる。
白馬鑓ケ岳(2903m)杓子岳(2820m)白馬岳(2932m)などの連なりが目の前に展開し、鋭いスカイラインが青空を刻むようにそびえている。リフトからわずか1時間半でこれほどの高山的景観に間近に迫れるところは、他に多くはないと思う。


(前に6月に来たことがあって、まだ池は雪に覆われていて、歩いて渡れた=写真)

扉雪渓 13:50
歩き出すとやがて樹林に入る。展望の開けた尾根道を歩いてきたのに、高いところにきてから樹林になるのが妙だ。途中、扉雪渓を通る。今は石ころだらけ。
樹林を抜けて稜線にでると、再び白馬に続く峰々がぐっと近くに迫っているのに向き合う。
チングルマが穂のようになって風に吹かれているのをときどき見かける。



唐松山荘 14:50 
小屋に着いて受付。
山歩き日和だが、金曜日なのでわりと余裕がある。まもなく老夫婦が着くが、さっき追い抜いた人たちだった。ちょっとつらそうに黙々と歩いていた妻が、小屋に着くと関西弁の元気なおばちゃんになっている。

山頂
小屋からは、石ころの転がる斜面をわずかに登って山頂につく。
雲がずいぶんあって、きれいな日没は期待できないが、360度の展望。白馬の山々、剱、立山、槍、穂高、八ヶ岳から浅間山など、オールスターが勢揃いしている。かすみが漂い、雲が広がる。



左のピークが唐松岳。右に唐松山荘。


小屋に戻る途中の道で、雷鳥がはい松のあたりを行ったり来たりしながら、えさをつまんでいるのを見かけた。5羽。大小があるので親子らしい。かなり近づいて写真をとっても逃げない。
夕飯のときに、細くたなびく雲が夕日に赤く映える夕焼けを眺められた。
NHKテレビの天気情報では、明日も晴れらしい。山荘の人が、ここでは富山の情報を見るのだといっていた。
夜になっても雲がうっすらと明るく、山の形が見えていた。

(このコースでの時刻は、出発地からの経過時間ではなく、実際の時刻。)



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