唐松岳・五竜岳からラフォーレ白馬美術館


3 ラフォ−レ白馬美術館


長野県北安曇郡白馬村北城2937
tel. 0261−72−3511
http://www.laforet.co.jp/lfhotels/hkb/index.html


糸魚川出身のコレクターが、シャガールの作品を展示する美術館を設立するため、美術館にふさわしい環境を探して白馬を選んだ。森の中に別荘やホテルやおしゃれな店が並ぶ一帯にある。

個人のコレクタ−の手作り感覚の美術館だと思っていたのだが、ちょっと様子が違う。
壁と床と天井の材質と色の組み合わせが、豪華というのではないが、洗練された、調和した美しさをかもしている。廊下の角を生かしてルネ・ラリックやガレやド−ムが置いてあるのだが、それらが現れるタイミングもうるさくなく、ちょうどいい。

個人の運営する美術館だと、意気込みが感じられる一方で、不要になった展示具が積み重なった、ほこりっぽい一角があったりして興醒めすることがよくあるが、建物、内装、備品、展示など、すべてにほころびがなく、いい美術館を作ろうとする気持ちが行き届いている。

子供に静かに見させるようにという注意がしばしば掲示してあるのだが、(もちろんそれも筆で書いた、目にとびこんでくるようなどぎつい掲示ではなく、金属板に刻んで目立ちすぎないようにそっと置いてある)、このこだわりは個人の意志を貫ける美術館でなければできないことだろうし、むしろこの注意書きには、ゆっくり鑑賞したいと思ってきた人に落ち着いて見てもらえるようにという、やさしい配慮を感じる。

こういうコレクターだからこそ、シャガールに惹かれる気持ちも自然に納得できるような気がする。シャガールを理解してもらいたいと、その館長が自分で構成されたというスライドも上映している。



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