大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ 2003−秋


 5  十日町の老舗の旅館は各国のアーティスト御用達

番号は公式ガイドブックとガイドマップのもの。
2000-は、第1回に恒久設置されたもの。


■ 原田屋

原田屋という旅館に泊まる。
市街地の交差点の角にある。古くからある宿で、新しく建て替えてはいるけれど、柱など、一部の材料をそのまま使っている。
かつて街道にかかっていた「はたごや」の看板が、中に残っている。金文字が剥げかかっているが、剥げた分だけ歴史があるので、塗り直さないものなのだという。

越後妻有アートトリエンナーレのことをホ−ムペ−ジに書いたら、2000年に
2000-59 伊藤嘉朗 「小さな家−聞き忘れないように−」 
を作られた伊藤嘉朗さんからメールをいただいた。その伊藤さんのホ−ムペ−ジに原田屋旅館のことが書いてあったので、いつか行ってみようと思ってメモしていた。今夜とまる宿がなさそうだという状況になって、松之山の公衆電話から予約して、思いがけず早い機会に泊まることになった。

かつて巡業の相撲取りもよく泊まったという宿に、今は、国の内外のアーティストが泊まっている。
アーティストが書いた色紙や、記念の置きみやげや、記念写真をたくさん見せていただいた。十日町で制作していなくても、開会式や閉会式があるので、この街に泊まるアーティストは多い。
他の宿も含めて、こうした記録を大切に保管していけば、街の貴重な歴史になっていくと思う。

原田屋はこじんまりした家族的な旅館だが、アーティストが子連れで来て、宿の子ども達とすっかり仲良くなったことがあるという。
また、この家の子も通っている十日町の小学校では、遠足で川西に行って、作品めぐりのハイキングをしているという。
目立つことではないけれど、そうしたことの積み重ねも、やがてトリエンナーレの大きな成果につながっていくように思う。

原田屋さん
伊藤嘉朗さん


■ キナーレの「明石の湯」

夕飯のあと、キナーレの「明石の湯」に行った。
建築家的な、ちょっと見たことがない、新鮮な感じがするつくりになっていた。キナーレの外観は、原広司設計にしては、もうひとつ物足りない感じがあるけれど、風呂のほうがおもしろい。
子連れの家族が何組もいて、子どもたちが元気にあちこちの風呂を回ってたりして、適当ににぎやかだった。
仮眠室があるのも気に入った。これから長い距離を運転して帰るというようなときに役立ちそうだ。
今夜は数分歩いた宿で寝る。











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