大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2000


暑いけれど涼しい


冬は豪雪地帯だからといって、夏が涼しいわけではなかった。暑い。
途中で出会った九州の美術館長さんが「こちらのほうが暑い」と感心していた。
車を降りては作品を見て、また少し行っては降りる。車の冷房がきく間がない。とうとう諦めて、窓を開け放して、冷房なしで走っていた。

ところが暑いばかりではなかった。
十日町市の星と森の詩美術館わきの林の中に ホセイン・ヴァラマネシュ 「雪の記憶に」があった。緑の木立のあいだに浮かぶ白い家はとても鮮やかでさわやかで、最初に目に入ったときに、思わずほ−という声がでてしまった。
一瞬、暑さを忘れている。

松之山町の大棟山美術館に寄り道をしてみると、古い広い家は冷房がないのに涼しい。休憩所にお茶の無料サ−ビスがあり、熱いお茶をおいしいと感じながらいただいた。

同じ松之山町、川俣正 のインスタレ−ションのある一帯の近くに美人林という林がある。駐車場は熱い陽射しを受けてとても暑いのに、車を降りて林に入ると、みごとなブナの原生林で、信じられないくらい涼しかった。 

暑さと涼しさのくっきりした対照が印象的だった。


 作品がいいし自然がいい人がいい/暑いけれど涼しい/交通案内宿泊案内美術館top