弥山・出雲大社から手銭記念館・松江北堀美術館
+菊竹清訓・高松伸その他の島根のミュージアム



 6  島根の高松伸のミュージアム 
6-2    マリンプラザ21 (+水木しげるロード)   


■ マリンプラザ21(みなとさかい交流館)

鳥取県境港市大正町215 みなとさかい交流館2F
tel.0859-42-3730
設計:高松伸/高松伸建築設計事務所。1997年。

メテオプラザから南下して境水道大橋を渡ると、鳥取県になる。
国引き神話のうちの1カ所では、綱が夜見島(よみのしま)、綱をくくりつけた杭が火神岳とあるが、火神岳は大山、夜見島は今の弓が浜で、境港はその先端にある。
JR境線が米子から北上していて、境港駅が終点。その先は境水道になり、港がある。
みなとさかい交流館は、駅と港の間にある。交流館を前(南)に出ると駅があり、後ろ(北)からはフェリーに乗れるという位置関係になる。

ここもメテオと同様、空港のように搭乗口が海に突き出していて、中にレストランや風呂がある。

マリンプラザ21は、船・世界の港・観光・貿易の歴史、船のしくみを楽しく学べるようにした展示室。仮想操舵航海体験ができる「プレジャー号」がウリ。

外観は異様な近未来の工場のようで、迫力がある。
外から煙突が4本あるようにみえたのは、サウナの男湯/女湯/エントランスで、もう1つには展望台があったというが、今は閉鎖していて入れない。
サウナのあたりまで行ってみたが、廊下が狭苦しい。

自然系のミュージアムでは、岩山や草原を模したジオラマというものがあるが、その裏側に入ると、芝居のセットと同様、張りぼてを支えるための骨組みなんかが露出していて、奇妙な空間になっている。怪傑ゾロが着替えるために本棚をひっくり返すかして入っていく秘密の通路的面白さがある。
高松伸の建築の内部も、そういう裏側感があるが、べつに隠れた内側ではないので、狭苦しい印象のほうが強くなる。
外観がすごいのに、中に入ると窮屈で、外観のような「おっ!!」感がなくなるのは、メテオミュージアムや、このあと行ったくにびきメッセと同じだった。



□ 水木しげるロード

境港は水木しげるの出身地で、境港駅から港に並行する道に、「げげげの鬼太郎」や妖怪たちが彫刻になって並んでいる。
約800mに80数点。
1992年から1996年に、4億4000万円で整備された道路整備事業で作られ、寂れた商店街が人気の観光地になった。
妖怪神社の鳥居は一反木綿というユーモア。
猫娘やねずみ男の着ぐるみを着た人に出会ったりする。
ディズニーランドの中をドナルドが歩いてるようなものだけど、まるで雰囲気が違う。
11月半ば、うっすら寒い、灰色の空からときおり小雨が降る、夕暮れ近い、日本海の港町。
猫娘に、いっしょに歩く人が傘をさしかけながら通り過ぎていく。
鬼太郎の場面を壁面いっぱいに描いた妖怪倉庫があったり。
寂しいようなおかしさ。唯一無二。
とてもいい。
ふだんみやげものなんてほとんど買わないのだけど、思わずねずみ男を1つ買ってしまった。



□ 中浦水門

車で松江市街に戻るのに、夕暮れの中浦水門を渡った。
境港市からは、中浦水門を経て、中海に浮かぶ大根島(だいこんじま)を抜け、もう一度、堤防道路を経て、松江市に入っていく。
中浦水門は道路になっているが、重量制限があり、船が通るときには通行止めになる。
平成の国引きといわれた中海の干拓が中止され、この水門も取り壊されることに決まったが、新しい橋を隣に建設中だった。
まだしばらくは大きな土木工事が続くようだ。



TOPこのコースの先頭に戻る次へ→