さった峠から東海道広重美術館+磯崎新のグランシップ


興津〜清見寺





興津中町バス停 13:45
峠から下っていくと車道にでる。丘陵を開いて新しく開発しているところを過ぎ、東海道線に沿って下る。

踏切を渡って国道に出て、バスに乗る。
興津駅を経由して「清見寺前バス停」に着く。 14:05

清見寺(せいけんじ) 
14:10-14:40
白鳳時代からの歴史が残る由緒ある寺。
徳川家康が植えた梅、豊臣秀吉が陣鐘(じんしょう)にした梵鐘(ぼんしょう)などもある。
かつては石段を降りた先には白砂青松の磯があり、右手には三保の松原、左手遠くには伊豆半島を見はるかす景勝の地だったという。
ところが1889年、東海道線が寺の境内を横切って開通。
山門をくぐると、右に行けば踏切を渡り、左にいけば跨線橋を越えて、境内に入るという、奇妙な寺になってしまった。
それにしても珍しいことは確かで、この寺の案内には、正面からスローシャッターで撮影した、電車が山門の向こうを走り過ぎていく写真がよく使われる。

(この写真はあまりスローシャッターではなかった...)


山下清は東海道五十三次を旅してスケッチを残したが、興津では「清見寺スケッチの思い出」という文章を書いている。

このお寺は古っぽしいけど、上等に見えるな お寺の前庭のところを東海道線が走っているのは どういうわけかな お寺より汽車の方が大事なのでお寺の人はそんなしたな
(東海道五十三次 山下清 毎日新聞社 1971)

境内には、高山樗牛「清見寺の鐘声」(1901) の碑が建てられ、庭の五百羅漢は島崎藤村の小説 「桜の実の熟する時」 (1912-1919)に登場している。

大正時代には、西園寺公望が寺の向かいに別邸 「坐漁荘」を構え、政局の節々に「興津詣で」が繰り返されたという。
坐漁荘は、戦後、愛知県犬山市の明治村に移築されたが、地元では旧敷地に復元する計画を進めている。

「清見寺前」 14:50 発のバス
興津駅
  15:04-
東静岡駅 15:16


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