梯川-史跡・安宅の関と灯台

梯川(かけはしがわ)
石川県の日本海岸は、すーっと線を引いたふうな素直な海岸線。
小松空港のわずかに北で、梯川(かけはしがわ)が海に注いでいる。
河口はよくありそうな眺めだが、ちょっとそれるとかわったところがある。

梯川(かけはしがわ)河口、遠景
左岸の堤防から左(南西)に行ってふりかえったところ。
安宅港口灯台がある。
こあたりは砂浜がつづいているので、目印になるよう1980年に建てられた。

安宅の関、義経、弁慶、冨樫の像さらに行って住吉神社を抜けると、歌舞伎の勧進帳で名高い安宅の関があったところで、浜辺の公園になっている。
史跡を示す標柱のほかに、義経、弁慶、冨樫3人の像がある。
ここで冨樫が義経に疑いをかけると、弁慶が勧進帳を読み上げ、冨樫が疑いをといて酒を勧めると、弁慶が大きな盃をゆらりゆらり回しながら飲みほす。
勧進帳ものがたり館という施設までできている。

安宅港口灯台
車を置いた河口わきに戻る。
青空を背景に白い灯台が映えていた。



(2012.4)