大聖寺川-とてもひっそりなのに衝撃的だった

大聖寺川の河口
大聖寺川(だいしょうじがわ)の右岸の河口は塩屋漁港でコンクリートの岸壁。
ところが対岸には、防波堤のふりをするかのように、上に木が生えた岩が白っぽい肌を見せている。
岩地は上流(写真では左)からつづいてきていて、ここ河口で終わっている。(その先に低い人口の防波堤が海に短く伸びている。)
この岸壁に立って向かいの岩を眺めたときのビックリ感は、時間が経った今も明瞭によみがえってくる。
右岸は港になっているが、人の姿が見えなくて静か。
対岸の岩はとくに目立って変わった形をしているとかではないし、川の流れも海の波も穏やか。
それでいて目にとても斬新。

大聖寺川と北潟湖
これは内陸(上流)方向に振り返った眺め。
中央のカマボコ形の小山の左は大聖寺川が向こうから流れてくる。
右は北潟湖。
北潟湖はここから先、直線距離で6キロほどもある湖で、台地が浸食されてできた谷に水がたまったものという。
僕は三国港のほうから北潟湖に沿って走ってきたのだが、観光的に荒らされていなくて、目にうるさい施設や看板がない。眺めがとてもすっきりして、気持ち がいい道だった。
大聖寺川の河口のすぐ手前で、北潟湖の北端が川に接続している。北潟湖では海水と淡水がまじっているらしい。(海に近い北端と、遠い南端では、とうぜん混じり具合は違うだろう)

大聖寺川の河口


1枚目の写真の右岸のコンクリート岸壁の先には砂浜があって、こんな眺めになっている。
コンクリート岸壁より隔絶感がいくらか薄れるが、それでも河口の眺めとしてはとっても異色。

(2018.11)