永田川-壱岐最高峰から流れる川(壱岐3)

永田川河口
永田川は、壱岐島最高峰(といっても標高212m)の岳ノ辻(たけのつじ)から南に流れて東シナ海に注ぐ。
河口には郷ノ浦港があり、博多港と結ばれている。
壱岐には2度行き、2度とも行程の途中で郷ノ浦近くに1泊ずつした。 この写真は初めてのとき泊まった左岸にあるアイランド壹岐2号館から河口方向の眺め。(2度目は右岸の壱岐マリーナホテルに泊まった。)
橋は郷ノ浦大橋。

岳ノ辻から
岳ノ辻からの眺め。
標高は低いとはいえ、北に対馬、南に九州北岸に見晴らしがきくため、古い時代には狼煙(のろし)による緊急通信がおこなわれてきた。
ここから流れる永田川は、短いとはいえ、1909年には死者3名がでるほどの大水害をひきおこした。
今は途中に永田ダムがつくられ、壱岐での最重要水源になっている。

永田川河口近く
河口からわずかにさかのぼったあたりが壱岐島の中心地で、市役所や学校や展示館などがある。
その集中区域から少し下ったあたりにかけて商店がある。

郷ノ浦の商店街
夜、ホテルから食事に出る。
ふれ愛通りと名がある道でも、開いている店はわずかで、とても静か。
結局、上の写真の道沿いの2階にある店に入り、川の流れを見おろしながら食事した。

郷ノ浦港
郷ノ浦港。
朝7時発の博多行きに乗るために、まだ暗い道を歩いて港に着いた。
正面にかかっている奇妙な形は、2階にある海鮮料理の店『髭達磨』のもの。

郷ノ浦港を出る
フェリーは定刻7時に出港する。
小さい島だが、長いたっぷりした歴史があり、数日の滞在でも印象が深かった。
2時間半で博多港に着く。
博多は九州のなかで最大、最先端といえる都市で、壱岐から着いて船を降りるとわずかの時間で異世界に移動してきたような軽いショックがある。
市街ですこし寄り道し、博多空港から羽田空港行きの便に乗った。


(2016.5 2017.12)